Jリーグ 浦和レッズ

浦和レッズ退団。タイ代表エカニットが愛媛FC移籍へ。セレッソ大阪行きは消滅

エカニット・パンヤ 写真:Getty Images

 タイ代表MFエカニット・パンヤは、タイ1部ムアントン・ユナイテッドからの期限付き移籍期間満了により、2024シーズン限りで浦和レッズを退団。ムアントンからBGパトゥム・ユナイテッドへの完全移籍を経て、セレッソ大阪に加入する可能性が取りざたされていたが、愛媛FC行きが決定的だという。

 浦和退団が正式決定する前から、Jリーグ他クラブでプレーする可能性が報じられていたエカニット。タイ人ジャーナリストのJay Worrapath氏は12月12日、パトゥムがムアントンからエカニットを完全移籍により獲得した上で、パートナーシップ提携先であるC大阪へ期限付き移籍により放出すると伝えていた。

 しかし同氏は17日になって「(C大阪で)エカニットの出場機会が限られる可能性を考慮して、パトゥムはC大阪への移籍計画を変更。代わりにJ2クラブへのレンタルを検討している」とリポート。出場機会を確保しやすい環境を求めたとみられている。

 そんななか、タイ紙『タイラット』は18日に「エカニットは2025年、パトゥムから愛媛FCへレンタル移籍する」と報道。Jay Worrapath氏と同じく、出場機会を考慮した上での決定であることを伝えた一方で、「彼はタイ代表のトレーニングで足首を痛めており、回復まで少なくとも6週間はかかる」と、2025シーズンの始動に間に合わない可能性もあわせて伝えた。

 現在25歳のエカニットは、ムアントンの主力選手として活躍すると、2023年5月に当時チームメイトのMFウィーラテップ・ポンパーン、MFジャルンサック・ウォンコーンとともに浦和の練習に参加。トレーニングでのパフォーマンスが評価され、同年7月に浦和へ期限付き移籍。来日1年目はリーグ戦5試合の出場でノーゴールという結果に終わった。

 それでも2023シーズン終了後に期限付き移籍期間延長を勝ち取ると、2024年1月にはAFCアジアカップに臨むタイ代表の招集を辞退し、浦和のトレーニングキャンプに参加。さらなる飛躍が期待されたが、2024シーズンもスタメン出場1試合、途中出場8試合とプレータイムを確保できず。7月6日のJ1第22節・湘南ベルマーレ戦を最後にリーグ戦で出番が無かった。