3位:髙橋壱晟
昨年に引き続き右サイドバックとして攻守両面で存在感を示したMF髙橋壱晟。37試合とほぼ全試合に出場し、今季チームで最も出場時間が長いことからもその重要性が窺い知れる。
守備のバランスを整えつつ、前にポジションを取るFW田中和樹ら攻撃的なタレントを活かすほか、ピンポイントのクロスからゴールを演出するなど機を見た攻撃参加から決定機を作り出せることも魅力だ。右サイドバックが定位置となっているものの、センターバックや中盤中央でもプレー可能な髙橋。こなせるポジションとプレーの幅が極めて広く、代えの利かない選手の1人であることから手放せない選手3位とした。
2位:田中和樹
期限付き移籍から完全移籍へと移行した今季のFW田中和樹。加入初年度となった昨季は、38試合と多くの出場機会を得て2ゴール4アシストとチームのプレーオフ進出に大きく貢献したが、今シーズンはさらに上を行く活躍を見せた。
ドリブルを武器に敵陣深くまで侵入し丁寧なクロスで多くのチャンスを演出。第2節藤枝戦のダイビングヘッドや第35節甲府戦でのボレーなど印象的なゴールも奪い、5つのゴールとチームトップかつリーグでも2位タイとなる9つのアシストで攻撃を支えた。まぎれもなくJ2屈指のサイドアタッカーであり、もしも失えば千葉自慢の攻撃力にも大きく影響することから手放せない選手2位とした。
1位:小森飛絢
もはや言うまでもなく千葉にとって最も手放したくないのはFW小森飛絢だろう。ルーキーイヤーの昨年33試合で13ゴールを挙げたストライカーは、今季も圧巻の得点力を見せた。38試合すべてに出場し特にシーズン後半戦は驚異的な勢いで得点を積み上げ、最終的に23ゴールを挙げて今季のJ2得点王に輝いた。
こぼれ球への鋭い反応やエリア内での冷静な駆け引きなど、得点を奪う能力はJ2のみならず国内でも屈指。この冬J1はもちろん海外から声がかかっても何ら不思議はない選手の1人であり、争奪戦が巻き起こることも十分に考えられる。千葉にとって小森の流出は得点力ダウンに直結することから手放せない選手1位とした。ファンやサポーターにとっても、小森の去就から目が離せない冬になりそうだ。
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