プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパーのアンジェ・ポステコグルー監督が、2024/25シーズン終了を待たずに解任される可能性が取り沙汰されている。
元トッテナムのGKであるポール・ロビンソン氏(2017年引退)は、11月17日に『Football Insider』のポッドキャストで、チームの成績が改善しない場合、特にUEFA(欧州サッカー連盟)主催大会への出場権を逃せば、その立場が危うくなると警鐘を鳴らした。
トッテナムは現地11月3日のプレミアリーグ、アストン・ビラ戦(4-1)で勝利したものの、その後のUEFAヨーロッパリーグ(EL)でのトルコの強豪ガラタサライ戦(2-3)と、プレミアリーグのイプスウィッチ・タウン戦(1-2)で連敗を喫し、リーグでは現在10位と低迷中だ。しかし、3位との勝ち点差はわずか3ポイントに過ぎないため巻き返しが期待されている。
ロビンソン氏は、ポステコグルー監督の解任のカギはUEFA大会への出場権獲得にあると指摘。「現時点で監督はプレッシャー下にあるが、シーズン終了時にUEFAの大会への出場権を逃せば、解任される可能性は格段に高まる」と語った。特に、守備の脆弱さや選手に適していないスタイルへの固執が問題視されており、チームが進歩を見せる必要性が強調されている。
また、トッテナムではトロフィーを獲得しなければならないという重圧が常に存在するが、2月までにカップ戦から敗退し、UEFAへの大会参加の見込みが立たない場合、シーズン終了を待たずに解任される可能性にも言及した。ポステコグルー監督は、現時点で時間を与えられているものの、過ちから学んでいないように見えると指摘されている。
かつてトッテナムは、現アメリカ代表監督のマウリシオ・ポチェッティーノ監督政権下(2014-19)で2018/19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を果たしたものの、翌2019/20シーズンの成績不振により途中解任という厳しい判断が下された過去がある。ポステコグルー監督にも同様の運命が待っているのか、今後の試合結果が大きく影響するだろう。
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