
かつて横浜F・マリノスに在籍していたブラジル人DFチアゴ・マルチンスは、現在ニューヨーク・シティでプレー。9月22日に行われたMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミ戦で、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシと一触即発になったことで注目を集めている。
この一戦は、前半から両チームの選手が球際で激しく競り合うシーンが多く、チアゴとメッシも再三にわたりコンタクト。すると62分にボールがサイドラインを割った直後、ペナルティエリアで両選手が至近距離で二言三言発するなど、口論に発展。主審が間に割ったが、背後からマイアミ所属DFジョルディ・アルバに小突かれた。
アルバにイエローカードが提示された後も、試合は物々しい雰囲気の中で進行。64分にニューヨーク・シティがフリーキックを獲得すると、判定に抗議したマイアミのアシスタントコーチが退席処分となっている。
1-1と両チームが勝ち点1を分け合う形で試合は終了したが、米メディア『USAトゥデイ』によると、マイアミのヘラルド・マルティーノ監督は「この試合で我々に欠けているものは何もなかった。だが、この試合を担当した審判が良くなかった」と批判。メッシとチアゴの口論した場面における判定も含めて、主審のレフェリング能力に疑問の目を向けたという。
チアゴは2018年8月から2021シーズンまで横浜FMに在籍し、2019シーズンのJ1優勝に大きく貢献。2022年2月に横浜FMからニューヨーク・シティへ完全移籍すると、新天地でもセンターバックの主力選手として活躍。2024シーズンもここまで公式戦ほぼ全試合で、キャプテンマークを巻いてフル出場している。
なお米メディア『ジ・アスレチック』が2022年に報じたところによると、チアゴはサラリーキャップ制を採用するMLSにおいて給与上限の制約を設けない特別指定選手であり、年俸は196万ドル(約2億8300万円)だという。
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