9月中旬に開幕したAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の2024/25シーズン。横浜F・マリノスにつづき、川崎フロンターレも開幕戦を韓国で迎えるが、対戦相手である蔚山HDのホームスタジアムを巡り、現地メディアが韓国サッカー界の問題に切り込んでいる。
韓国メディア『ベストイレブン』は17日に「蔚山対川崎が18日に試合を控えているが、両チームともに前日練習を蔚山文殊サッカー競技場で実施しない」とリポート。両チームともにサブグラウンドで最終調整を行うことを伝えた上で、「国際大会の最終調整がメインスタジアムで行われないことは異例だ。アウェイチームにとっては、メインスタジアムのピッチコンディションを確認する機会がないという点で、かなり不利だ。背景に、蔚山文殊サッカー競技場の劣悪なピッチコンディションがある」と綴っている。
また同メディアは「現在、韓国の多くのスタジアムで芝の状態が悪いことが大きな問題となっている。蔚山文殊サッカー競技場も例外ではない」とした上で、「ピッチコンディションの悪さが、ACLEを通じて世界に伝わってしまう。韓国の恥を晒すので残念だ」と嘆いている。
ACLEの開幕節では、横浜FMも韓国勢の光州FCと対戦。2013年にギラヴァンツ北九州でプレーしていた光州FC所属DFアン・ヨンギュは、前日会見でホームスタジアムのピッチコンディションについて「韓国のスタジアムは、どこも芝の状態が悪い。我々のホームスタジアムもそうだ。パスを受ける時に集中する必要があると思う」などと説明したという。
韓国におけるサッカースタジアムのピッチコンディションを巡っては、9月にソウルで開催されたFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の韓国代表対パレスチナ代表でも議論の焦点に。韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)は試合後に「アウェイの方がピッチコンディションが良いのは残念」と漏らすほどの酷さだった。
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