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元G大阪ウェリントン・シウバ、3週間で中国1部退団「排除しようと…」

ウェリントン・シウバ 写真:Getty Images

 かつてガンバ大阪やアーセナルに在籍していたブラジル人MFウェリントン・シウバが、中国1部・青島海牛をわずか1か月で退団。ブラジル2部スポルチ・レシフェ加入後に、青島退団の経緯を明かしている。

 G大阪で2021年から2シーズンにわたりプレーしたウェリントン。J1リーグ33試合の出場で1ゴール3アシストと結果を残せず、2022年11月に契約満了でチームを離れていた。G大阪退団後は、ブラジル1部クイアバ、サウジアラビア2部アル・ナジマSCなどを経て、先月9日に青島へ加入。しかし、選手登録の関係でリーグ戦4試合つづけてベンチから外れると、今月3日にスポルチへ期限付き移籍した。

 ブラジルメディア『グローボ』が今月6日に伝えたところによると、ウェリントンはスポルチ加入会見で「このクラブに加入できて、とても満足している。1部昇格にむけて全力を尽くすよ」と語った一方で、「スポルチ加入までは、ブラジル国外でのプレーを続けたいと考えていたんだ」と本音を吐露。

 「青島の幹部は、5人の外国籍選手を抱えていたから、1人を排除しようとしたんだ。そんな中で僕を連れて来たんだけど、退団する予定だった選手が残留したことによって選手登録ができなかったんだ」と、中国クラブの計画性のなさを明かしている。

 スポルチは2024シーズンのブラジル2部リーグで、17試合を終えて8勝5分4敗と、1部昇格圏内の4位ヴィラ・ノヴァから勝ち点1差の6位。昨年12月に鹿島アントラーズからMFアルトゥール・カイキを獲得したが、今年4月にクリシューマECへ放出している。