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G大阪戦前に…FC東京OB「そういうのが好きじゃない」野澤大志ブランドンには…

野澤大志ブランドン 写真:Getty Images

 FC東京は今月7日、明治安田J1リーグ第25節のガンバ大阪戦に臨む。このリーグ再開初戦を前に、同クラブOBの高橋秀人氏が今季ここまでの戦いぶりを分析。パリ五輪U23日本代表メンバーのGK野澤大志ブランドンにも言及している。

 FC東京はJ1第24節終了時点で、首位の町田ゼルビアから勝ち点13差の7位。野澤、MF荒木遼太郎らパリ五輪参戦組を擁する一方、MF松木玖生が先月に海外移籍。ブラジル1部グレミオからブラジル人FWエベルトン・ガウディーノを完全移籍により獲得することがほぼ確実と報じられている。

 今年夏の移籍ウィンドウで一部選手が入れ替わる中、鹿島アントラーズOBの名良橋晃氏とフリーアナウンサーの原大悟氏によるYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」が、今月6日に更新。原氏と高橋氏が対談しているが、高橋氏は「今年の補強ポイントが良かった。若くて、そこのキープレーヤーを獲得できた。ピーター・クラモフスキー監督のポジショナルプレーも分かっている若い選手に出場機会を与えて、うまく世代交代を図っている」とチーム編成を評価している。

 ただ一方で、試合ごとにチーム全体のパフォーマンスの波が激しいことについては「永遠の課題」と指摘。原氏が「ポゼッションからの点の取り方が、なんか個人任せに見える時もある」と感想を述べると、「そういうサポーターの声も聞くけど、パターンを作ることをやりすぎると選手がロボットになる。相手を見てプレーするとか、相手の嫌なことをするというのが無くなってしまう。クラモフスキー監督はポゼッションをしながらも、選手の立ち位置の概念はしっかりしていると思う」と選手目線で解説している。

 さらに高橋氏はクラブOBという立場からFC東京へのエールを求められると、「OBとして偉そうに言う人いるじゃん。俺はあまりそういうのが好きじゃないというか。元クラブ(所属選手)としてずっと応援している」と、いちFC東京ファンであることを強調。

 その上で「野澤くん、イチオシです!」と注目選手にU23日本代表GKを指名。「めっちゃいい!湘南ベルマーレ戦はマジではまっていた」と、今年6月22日開催のJ1第19節・湘南戦でシュート25本、枠内シュート9本を浴びながらもクリーンシートを達成した同選手のパフォーマンスを称えている。