北海道コンサドーレ札幌所属FW鈴木武蔵は、今月20日開催の明治安田J1リーグ第24節・浦和レッズ戦で2ゴールをマーク。埼玉スタジアムで現地視察していた浦和OB槙野智章氏のインタビューに応じる中、リーグ戦10試合ぶりの勝利に貢献できた要因を分析している。
ガンバ大阪からの期限付き移籍により札幌へ復帰も、浦和戦前までリーグ戦でノーゴールと結果を残せていない鈴木。特に今月13日開催の第23節ヴィッセル神戸戦では、勝ち越しのチャンスでPKを止められたことで話題に。一部のファン・サポーターから批判を浴びていた。
しかし浦和戦では、1-0とリードで迎えた前半アディショナルタイムに今季リーグ戦初ゴールを挙げると、後半にも追加点を奪取。78分に退いた後、チームは1点差に詰め寄られたものの、かろうじて逃げ切った。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月22日から配信されている「やべっちスタジアム」では、試合後の鈴木の様子が公開。同選手は槙野氏から試合の感想を訊かれると、「前節でPK外して、本当に心が折れそうだった」と神戸戦でのPK失敗を回顧。その上で、「(パスを)待っていても(味方から)ボールが来ないと思ったので、自分でアクションを起こしてドリブルで切り裂いこうと。プレースタイルに変えて、2ゴール取れて良かった」と自身のモデルチェンジを明かす。
また前半終了後、雷雨により約40分間の中断があったことにも言及。「結構難しい試合展開になると思っていた。みんなで話し合って、後半0-0の気持ちで行こうと(なった)」とチームメイトとの意識統一を図ったことを強調している。
「神様、今日は勝たせてくれ」という思いで、試合終盤にベンチから戦況を見守っていたという鈴木。槙野氏からの「オフのスケジュールを教えていただくのは可能でしょうか?」というやや無茶ぶりな質問に対しても、「明後日からコテージで家族とともに、ゆっくりと過ごす」と白い歯を見せながら答えている。
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