かつて川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、横浜FCに在籍していたブラジル人MFハイネルは、今月16日にブラジル4部リオ・ブランコFCを退団。前日に行われた公式戦におけるサポーターとの口論が原因だと、現地で報じられている。
現在33歳の同選手は、今年5月にブラジル3部フェロヴィアリオ・アトレティコ・クルーベからリオ・ブランコへ移籍。今季ここまで公式戦8試合でプレーも無得点。今月15日に行われたダービーマッチでは、後半17分に途中交代している。
ブラジルメディア『TVE Esporte』によると、ハイネルは交代後に右手を挙げながら怒りをあらわにするなど、スタンドにいたサポーターと口論。主審からレッドカードを提示されると、ピッチを去る際に同メディアのインタビューで「サポーターから侮辱された。彼らは(僕を)罵ることを好むけど、逆に罵られるのは嫌うんだ」と皮肉交じりのコメントを残したという。
この態度を受けて、クラブはハイネルに対して契約解除を通知。試合終了から24時間も経たないうちに、同選手の退団を公式発表するなど、厳しい姿勢を見せている。
なおハイネルは来日1年目の2017シーズンに川崎でJ1リーグのタイトルを獲得。2019年から3シーズンにわたりサンフレッチェ広島に在籍したほか、2022年には横浜FCでプレーしていた。Jリーグ3クラブを渡り歩いた後は、昨年4月にブラジル2部トンベンセFCへ復帰したものの、2023シーズン限りで契約満了により退団。およそ3か月の無所属期間を経て、今年3月にフェロヴィアリオへ加入していた。
コメントランキング