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浦和再加入は?ソルバッケン残留熱望もローマと意見対立!飼い殺し危機も

オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、今年6月末で浦和レッズを期限付き移籍期間満了により退団。ここに来て、セリエA(イタリア1部)ローマで2024/25シーズン開幕を迎える可能性が報じられている。

 ソルバッケンは昨年夏にローマからギリシャ1部オリンピアコスへ期限付き移籍も、わずか半年で構想外に。今年1月に浦和へ加入したが、コンディション不良によるデビューが5月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)にまでずれ込んだ。

 J1リーグ5試合の出場で無得点という結果に終わったソルバッケン。先月末に浦和退団が正式決定しているが、同クラブは退団の経緯について「7月以降も引き続き浦和レッズの戦力で居続けてもらう方法を模索しましたが、期限付き移籍期間中でのクラブ間合意には至らず、契約に則り6月をもって退団することとなりました」と説明している。

 そんなソルバッケンは、今月上旬からローマのプレシーズントレーニングに参加。同クラブで構想外とみられる中、トルコの移籍を専門に扱う『ドクターフットボール』は今月10日、ソルバッケンの代理人がトルコ1部トラブゾンスポル・クラブへ売り込んだ可能性を伝えていた。

 しかしイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』は15日、ソルバッケンとローマの契約が2027年6月まで残っていることを紹介した上で、「彼は控え要員であっても、ローマでのポジション争いを望んでいる」と選手本人の意向を伝えている。ただそれでも、クラブは同選手の放出により移籍金収入を得る構えを見せている模様。両者の意向が対立しているだけに、今後の展開次第ではソルバッケンがローマで飼い殺し状態となる可能性も考えられる。

 なお、ローマ残留の可能性が報じられたことを受けて、Xでは「ソルバッケン、もう一度浦和に来てほしい」「ソルバッケンはローマで厳しいのでは?」「ローマでダメだったら、浦和に帰って来てほしい」などと、浦和再加入待望論が湧き起こっている。