かつてガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズに在籍していたブラジル人FWレオナルドは、中国1部・浙江退団を望んでいる模様。以前、Jリーグ復帰への思いを明かしていたが、ブラジル2部サントスへ移籍の可能性があるという。
サントスの下部組織出身であるレオナルドは、鳥取在籍時の2018シーズンにJ3リーグで得点王に輝くと、新潟移籍1年目の2019シーズンにはJ2リーグで28ゴールを挙げて、再び得点王に。浦和で迎えた2020シーズンにもJ1リーグで11ゴールをマークするなど、日本では順調なキャリアを過ごしていた。
しかし2020シーズン終了後に浦和から山東へ完全移籍すると、わずか数カ月で構想外に。河北や韓国1部・蔚山現代、長春亜泰、浙江へレンタル移籍する中、2023シーズンは中国1部リーグ戦28試合の出場で19ゴールと、得点王のタイトルを獲得していた。
今年1月に中東移籍の可能性が報じられたものの、レンタル移籍期間延長で浙江に残留したレオナルド。今季はここまでリーグ戦全16試合スタメン出場で9ゴール2アシストと、昨季につづき結果を残している。
しかし、ブラジルメディア『meu peixao』は今月26日に「レオナルドは中国クラブの構想から外れている。彼は母国復帰に興味を示しており、サントス会長にオファーしている」とリポート。これによると、浙江は現在、100万レアル(約2900万円)とみられる年俸の大半を負担。同選手が好成績を残しているとはいえ、他クラブへのレンタル移籍を望んでいるという。
なお、サントスはMFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)、MFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)らを擁する中、ブラジル2部リーグ第12節終了時点で5位。今季からファビオ・カリーレ監督が指揮も、ブラジル国内では同監督とクラブ幹部の関係悪化が報じられている。
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