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福田師王がボルシアMGでトップ昇格できたワケ。内田篤人私見「結構違う」

福田師王 写真:Getty Images

 パリ五輪U23日本代表メンバー入りの可能性があるボルシアMG所属FW福田師王。神村学園から高卒での海外挑戦により注目を集めたが、ボルシアMGのトップチームへ昇格した理由を日本代表OBの内田篤人氏が分析している。

 福田はインターネット動画配信サービス『DAZN』で今月20日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」にゲスト出演。内田氏との対談で、高卒での海外移籍やトップチーム昇格について語ったが、内田氏は入団時の待遇に注目している。

 同氏は福田がボルシアMG加入当初、U19チームでプレーしていたことについて、「これが一個ポイント」と指摘。「U19に入るか、U23に入るかでは結構違う。トップチームへ昇格する選手はU19から。U23はもう選手として若手ではないので、なかなかトップチーム昇格はできない。(ブンデスリーガのクラブは)U19で良い選手がいたらバンバン上げていく」と、シャルケ時代を振り返りながら私見を述べている。

 「U19に入ったということは、今のトップチーム(でのプレー)に繋がっている」と、日本代表の有望株にメッセージを送った内田氏。これに福田は「話が来た時は『来週からトップチームへ行けよ』という感じ。全然緊張しなかった」と当時の思いを振り返っている。

 内田氏は昨年8月、「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、ブンデスリーガ所属クラブのアンダーカテゴリーに言及。「U19でトップチーム昇格できなかった選手が、とりあえず所属するところがU23だった。だけど今はここからドイツ3部クラブが引っ張っていく」と述べると、「タフになれる環境があるので、若い選手にとっては良いと思う。ただ難しいよ。みんなそんなヤツばかりだから。チームの中で自分の能力を出してくれるか言えば、そうではない。『お互いに頑張って試合で勝利しよう』ではなくて、個人昇格だから。『自分が良ければいい』という考えを持った選手が多いと思う。その中での競争に勝たなければならないというのは、厳しい」と、アンダーカテゴリーにおける過酷な現実を語っていた。