ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉が、今夏移籍に向かっている模様。オーバーエイジ枠(OA枠)でのパリ五輪U23日本代表選出の可能性がある中、すでにMF南野拓実所属ASモナコなど複数クラブからの関心が報じられている。
ボルシアMGと2026年6月まで契約を残している板倉。ドイツメディア『フースバル』は先月21日、モナコ、アトレティコ・マドリード、ブンデスリーガ所属2クラブからの関心を報じていたほか、ボルシアMGとの契約に1500万ユーロ(約24億7000万円)の契約解除条項が盛り込まれている可能性を指摘していた。
また同メディアは今月4日にボルシアMGの補強戦略を特集。現時点で今夏の補強予算が現時点でわずか500万ユーロ(約8億4000万円)であることに触れ、新戦力獲得に向けて板倉をはじめ複数の主力選手を放出する可能性を伝えたほか、「フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧は、移籍金350万ユーロ(約6億円)という理由で見送った」と記していた。
するとドイツ紙『ライニッシェポスト』は18日、ボルシアMG所属選手の現状を特集。「今年夏、多くの選手に移籍を許可する」とした上で、板倉について「適切なオファーが届けば移籍を許可する。彼は昨年夏にも他クラブの関心を集めていた」とリポート。ボルシアMGは板倉の他に、パリ五輪フランス代表候補のMFクアディオ・コネら4選手の放出を計画しており、コネの放出で移籍金1800万ユーロ(約30億5000万円)を得たい考えだという。
板倉は2022年夏にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍。加入1年目から主力センターバックとして活躍すると、今季もセンターバックやボランチで出場機会を確保した。
ただ、ボルシアMGの専門サイト『グラードバッハ・ライブ』は今年4月30日、チームが残留争いに巻き込まれている中、同選手のパフォーマンスについて「日本代表のディフェンスリーダーであり、ボルシアMG守備陣でもビッグネームだ。しかし、シーズン通しての安定感はない」と指摘していた。
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