Jリーグ 徳島ヴォルティス

渡井理己復帰報道の裏で…徳島スポンサー代表取締役逮捕「契約見直し」の声も

徳島ヴォルティス 写真:Getty Images

 今月26日に明治安田J2リーグ第17節のいわきFC戦を控えている徳島ヴォルティス。ポルトガル1部ボアヴィスタ所属MF渡井理己の復帰も取り沙汰される中、同クラブのスポンサーを巡って新たな問題が浮上している。

 ファン・サポーターの関心が集まっているのは、徳島のオフィシャルスポンサーであり、不動産事業を手掛ける『株式会社ピースリビング』に関する事件だ。一部報道によると、同社の堀金建吾代表取締役は、他社の会社経営者らとともに危険ドラッグ販売に関与した疑いで今月21日に逮捕されたとのこと。四国厚生支局麻薬取締部によると、堀金氏ら6名は昨年12月に国から販売等停止命令を受けた商品を、大阪市内の店で販売していたという。

 ピースリビングは公式サイトを通じて、徳島のオフィシャルスポンサーであることをアピール。「地域活性化のため、サポーターの皆さまとともに徳島ヴォルティスの応援をしています。スポンサーマッチ開催時は社員全員がスタジアムに出向き、ノベルティの配布やフラッグベアラーを務め、その後試合観戦します。社員であればスポンサーマッチ以外でも、観戦希望者にはチケットの配布などもあります」と社内イベントを案内している。

 しかし堀金氏逮捕という報道を受けて、ネット上では「ピースリビングの件で、対応大変そう…」「ピースリビング、裏でやっていたのか」などと驚きや落胆の声が。一部のファン・サポーターから「ピースリビングとのスポンサー契約を見直すべき」「クラブはなるべく早く何らかの声明を出すべき」といった声が挙がるなど、クラブの対応が待たれる。

 なお、徳島は2020年12月16日の大宮アルディージャ戦をはじめ複数試合をピースリビングのスポンサーマッチとして開催している。同クラブ公式サイトのスポンサー一覧には、24日7時時点でピースリビングの名前が記載されているが、徳島県内の経済界を揺るがす事件とも報じられているだけに、今後の対応に注目が集まる。