名古屋グランパスは3月2日に明治安田J1リーグ第2節の町田ゼルビア戦を控える中、MF重廣卓也を韓国1部FCソウルへ完全移籍により放出することがほぼ確実である模様。同選手は新天地で元イングランド代表MFジェシー・リンガードとチームメイトになるという。
現在28歳の重廣は、身長178cmのセントラルミッドフィルダー。京都サンガやアビスパ福岡を経て、2022年7月に名古屋へ完全移籍。加入1年目の2022シーズンはリーグ戦9試合の出場で1ゴール1アシストをマークしたが、翌2023シーズンは右大腿骨軟骨損傷、右踵部脂肪体損傷と怪我に悩まされ、3試合の出場に終わっていた。
今月23日のJ1開幕節・鹿島アントラーズ戦でもベンチ外だった重廣。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は29日、韓国サッカー関係者から独自に入手した情報として「FCソウルは重廣を期限付き移籍により獲得する。移籍手続きはほとんど完了しており、残るは公式発表のみだ。彼は昨年1月に名古屋と契約更新も、FCソウルからのオファーを受けて海外挑戦を決断した」とリポート。
同選手の起用法について「彼は運動量とテクニックを兼ね備えたミッドフィルダーであり、中盤でキ・ソンヨンとコンビを組むことが予想される。また有事の際には、攻撃的ミッドフィルダーとしてMFアレクサンダル・パロチェビッチの代役としてプレーすることも可能だ」と綴っている。
FCソウルは過去に韓国1部リーグを6度優勝も、2016シーズンを最後にタイトルとは無縁に。昨季もリーグ7位で終えたが、シーズン終了後に韓国1部・浦項スティーラーズからキム・ギドン監督を引き抜くと、リンガードやイラク代表DFレビン・スラカら外国籍選手を次々と獲得している。
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