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鹿島アントラーズの岩政大樹前監督は、今年1月からベトナム1部ハノイFCを指揮。リーグ戦再開初戦で敗れた後、所属選手のパフォーマンスに納得していなかったこともあり、日本人選手の獲得を望んでいるという。
現役時代に鹿島のJ1リーグ3連覇に貢献した岩政氏は、2022シーズンにトップチームのコーチとして鹿島へ復帰すると、同シーズン途中でレネ・ヴァイラーが解任されたことにより、監督に就任。およそ1年4か月にわたり指揮を執ったが、2023シーズンも無冠に終わると昨年12月に鹿島監督を退任。今年1月11日にハノイFC指揮官に就任した。
そのハノイFCは1か月半にわたるリーグ戦の中断期間を経て、今月18日に敵地でタインホアと対戦したが0-2で敗北。ベトナムメディア『ベトナムエクスプレス』によると、初陣を勝利を飾れなかった岩政監督は試合後の会見で「選手たちのパフォーマンスが、練習と試合で全然違いましたね。選手たちは私の戦術・指示に従いませんでした。何の意図もなくプレーしていたらチームにはなれないし、試合をコントロールすることもできません」と語ったという。
そんな中、ベトナムメディア『thethao247』は22日に「近いうちに日本人選手がベトナムに来るのか?」という見出しのもと、ハノイFCの補強計画を特集。「ハノイFCの岩政監督は、自身の考えやプレースタイルに合致する選手を迎え入れたいと考えており、右ウイングでプレーする日本人選手の獲得を望んでいる。クラブ幹部がこの案に同意すれば、ベトナムリーグで今季初めて日本人選手を迎えることになる」と綴っている。
ハノイFCは2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージを2勝4敗で終了。ホーム開催の最終節で浦和相手に2-1で勝利した一方、ベトナム1部リーグでは3勝1分5敗。2023/24シーズン開幕からすでに3度監督交代を行うなど、厳しい状況だ。
なおベトナムの移籍ウィンドウは今月25日から3月23日まで開いているほか、各クラブともに原則として最大3選手を追加登録することができるという。元日本代表の松井大輔氏や高崎寛之氏らがプレーしていたベトナムリーグに、再び日本人選手が参戦することはあるのだろうか。
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