サッカー日本代表「森保ジャパン」はFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選開幕を前に、今年9月のドイツ戦とトルコ戦で連勝。サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が欧州における日本代表への評価について語るとともに、自身の考えとのギャップを明かしている。
カタールW杯でドイツ代表やスペイン代表を下し、注目を集めた日本。今年9月の欧州遠征では、完全アウェイの雰囲気の中でドイツと再戦。FW伊東純也(スタッド・ランス)の先制ゴールを皮切りに、4ゴールを奪ったほか、DF冨安健洋(アーセナル)を中心とした守備陣も奮闘。世界の強豪相手に4-1と金星を挙げると、トルコ戦でもFW中村敬斗(スタッド・ランス)の2ゴールもあり、4-2と勝利している。
先月に行われたカナダ戦とチュニジア戦でも危なげなく白星を飾った森保ジャパン。国際親善試合6連勝と好調を維持したまま北中米W杯予選に挑む。
そんな中、広島率いるドイツ人指揮官は今月、都内でトルコ国内大手アナドル通信社のインタビューに応じた際、日本代表の強さに言及。「日本代表がドイツに2度勝利したことは、偶然ではない」と切り出すと、「個人的な意見として、ヨーロッパでは日本サッカーの素晴らしさや強さがまだ認知されていない。つまり、ドイツ戦だけでなく、トルコ戦での勝利も必然なんだ」と欧州での評価に触れる。
その上でスキッベ監督は「日本が強いのは、昨年や今年だけの話ではない。ここ3~5年間にわたり、高いレベルでのプレーを続けているわけだし、ドイツ戦やトルコ戦での勝利に私は驚いていない。日本は長年の経験によってレベルアップしており、今も成長を続けている」と持論を展開。「次のW杯でも強力な存在であるだろう」と、北中米W杯での成功を予想した。
スキッベはかつてドイツの名門ボルシア・ドルトムントを率いたほか、ガラタサライをはじめトルコ国内の複数クラブでも指揮を執っていた。それだけに、立て続けにドイツとトルコを下した日本代表の戦いぶりに目を細めている。
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