かつてFC東京でプレーしていた元日本代表MF中島翔哉は今月4日、トルコ1部アンタルヤスポルを退団。フリーの身である中、ポルトガル1部ポルティモネンセ復帰の可能性が再び現地で報じられている。
同選手は2021/22シーズンにポルトガル1部ポルトからのレンタル移籍により、ポルティモネンセでプレー。シーズン終了後にレンタル移籍期間満了によりポルティモネンセを退団すると、昨年9月にポルトと契約解除した上でアンタルヤスポルと2年契約を締結。しかし2022/23シーズンのトルコ1部リーグ戦で5試合の先発出場にとどまると、同クラブと契約解除で合意。未払い分の給与をはじめ76万ユーロ(約1億2000万円)の受け取りを放棄したことも明らかになっている。
中島がポルティモネンセへ復帰する可能性については、トルコメディア『スター』が先月はじめに報じていたが、ポルティモネンセのロディネイ・サンパイオ会長は「我々の価値観とはかけ離れたものである。だからこそ、中島の再獲得は不可能だと考えている。現実は違うのに、期待を持たせることに意味はない」と否定的な見解を示している。
ただポルトガル紙『レコルド』は今月5日に「中島とアンタルヤスポルの契約解除により、ポルティモネンセ復帰の可能性が高まっている」とリポート。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』は「ポルティモネンセは中島の状況を注視している。この日本人のもとにはより高額なオファーが届いているが、それを乗り越えようとする中島の意欲に期待している」
「中島はポルトガルに戻る可能性を否定していない。ポルティモネンセは彼にとって最も幸せな場所だからだ。クラブ関係者も彼がポルティモネンセ復帰を望んでいることを否定しないものの、実現は難しいと考えている」と、復帰の可能性が低いとの見方を示している。
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