鈴木唯人は清水復帰？チェルシーオーナーがストラスブール買収。川島永嗣退団か

　U22日本代表MF鈴木唯人は、明治安田生命J2リーグ清水エスパルスからリーグアン（フランス1部）ストラスブールへ期限付き移籍。元日本代表GK川島永嗣とチームメイトだったが、プレミアリーグ（イングランド1部）チェルシーのオーナーがクラブを買収したこともあり、清水復帰が噂されている。

　鈴木は清水の主力選手として活躍すると、今年1月にストラスブールへ移籍。今年4月16日のアジャクシオ戦で1ゴールと鮮烈デビューを飾ったが、その後はリーグ戦でわずか2試合の出場に終わった。一方でパリ五輪世代の年代別日本代表にはコンスタントに招集されており、今年3月のベルギー戦では1ゴールをマーク。今月のイングランド戦とオランダ戦でも先発出場していた。

　ストラスブールは今季のリーグアンを15位で終了。2部降格圏内の17位オセールから勝ち点5差と辛うじて残留した。そんな中、今月22日になってチェルシーの共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏らがクラブを完全買収している。

　またフランスメディア『Alsa Sports』は今月、鈴木の去就について「彼の契約には45万ユーロ（約6700万円）の買い取りオプションが含まれている。この買い取りオプションが行使されるかどうかはまだ分からないが、他のレンタル移籍組と比べて優先順位が低いことは確かだ」と伝えている。

　なお川島についても、ストラスブールとの現行契約が今月末に満了を迎える。同選手は貴重なバックアッパーとしてチームを支えてきたが、契約延長の公式発表がないことを踏まえると今季限りでストラスブール退団の可能性が考えられる。