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元C大阪・新井晴樹、クロアチア2部降格で移籍へ。新天地は国内2冠の強豪か

新井晴樹 写真:Getty Images

 かつてセレッソ大阪でプレーしていたMF新井晴樹は、昨年7月にJFL(日本フットボールリーグ)のFCティアモ枚方からクロアチア1部HNKシベニクへレンタル移籍。今年夏にシベニクを退団する見通しだが、来季も欧州でプレーするようだ。

 同選手は枚方で頭角を現すと、2021年7月からおよそ1年間にわたりC大阪でプレー。昨年7月にC大阪を退団してシベニクへ加入すると、海外挑戦1年目ながらも2022/23シーズンのクロアチア1部リーグでほぼ全試合に先発出場。左ウイングや前線1トップの背後(シャドウ)、右サイドバックなど様々なポジションで起用される中、2ゴール2アシストをマークしたが、チームは最下位で2部降格となった。

 クロアチアメディア『Germanijak』の報道によると、シベニクは新井の完全獲得を見送る方針を固めたほか、選手本人もクロアチア2部リーグでのプレーを望んでいないとのこと。クロアチア1部HNKリエカからの関心も報じられたが、ボスニア・ヘルツェゴビナ1部HSKズリニスキ・モスタルが同選手の獲得に迫っているという。

 モスタルはボスニア・ヘルツェゴビナ1部リーグを8度制した強豪。2022/23シーズンは25勝3分5敗と、2位に勝ち点20差をつけてリーグ連覇を達成したほか、国内カップ戦も制している。

 今月10日開催のC大阪対ヴィッセル神戸でヨドコウ桜スタジアムに来場した新井。欧州でのプレー続行が濃厚とみられる中、どこに新天地を求めるのか注目が集まる。