かつてFC東京に在籍していたDF渡辺剛は今季、KVコルトレイクでベルギー1部リーグ唯一のフィールドプレーヤー全試合フル出場を達成。ベルギー国内クラブからの関心が報じられていたが、近日中にもヘントへの移籍が正式決定する見通しだと現地で報じられている。
渡辺は2021年12月にFC東京からコルトレイクへ完全移籍。2021/22シーズンは6試合の出場にとどまっていたが、今季はリーグ戦全試合でフル出場。インターセプト数313回、タックル勝率82%、チャレンジ勝利数350回、守備時空中戦202回と4つのスタッツでベルギー1部リーグトップの数値をマークし、今季のチーム内最優秀選手賞(MVP)を受賞している。
ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』が今年4月末、渡辺を巡ってベルギー1部クラブ・ブルッヘとベルギー国外クラブの争奪戦になる可能性を指摘。先月にはヘントから届いた移籍金250万ユーロ(約3億7000万円)のオファーをコルトレイクが拒否したと伝えられていた。
しかしヘントの専門サイト『バッファローリークス』は6日に「ヘントからのオファーをコルトレイクが受け入れた」とリポート。「渡辺はヘントのメディカルチェックを通過した」とし、同選手のヘント移籍が秒読み段階であることもあわせて伝えた。
ヘントは元日本代表FW久保裕也の古巣であり、今季のベルギー1部リーグを5位で終了。プレーオフを5勝1分で終え、来季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を獲得している。
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