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【J1リーグ2023】60回目の大阪ダービー注目ポイントまとめ

写真:Getty Images

5月3日にパナソニックスタジアム吹田で行われる明治安田生命J1リーグ第11節、ガンバ大阪(G大阪)VSセレッソ大阪(C大阪)の試合は、公式戦60回目の大阪ダービー(大阪府内に本拠地を置くチーム同士の対戦)となる。盛り上がりでは日本一と言われており、知らない人はいない魅力的なダービーだ。

すでにチケットは一部座席を除いて完売しており、一部の報道によると、3万人以上の来場が確実に見込まれるとのこと。同スタジアム(G大阪ホーム)で3万人以上のサポーターが大阪ダービーに来場するのは、2019年5月18日以来実に4年ぶり。久しぶりの満員のなかで一体どちらが勝つのかに注目だ。

ここでは、そんな記念すべき大阪ダービーを前に、G大阪とC大阪それぞれの直前状況や、試合の注目ポイント、ここまでの大阪ダービーの通算成績と流れなどを紹介する。


ガンバ大阪の選手たち 写真:Getty Images

G大阪の直前状況と意気込み

2023シーズン不調のスタートとなっているG大阪。J1第10節終了時点で、1勝4分5敗の17位に位置する。4月29日に行われた第10節も、アウェイで鹿島アントラーズと対戦し0-4で大敗を喫した。

同試合前半から、G大阪は今季から取り組むポゼッションで崩すサッカーで戦う。一方の鹿島はロングボールとショートパスを織り混ぜた攻めを狙いとする試合展開を繰り広げる。

後半48分、鹿島のMF仲間隼斗がゴールを決め、鹿島はそのまま守ってカウンター狙い。G大阪も積極的にゴールを狙いに行くが、後半64分、鹿島FW鈴木優磨に2点目を奪われる。終盤には、FW鈴木武蔵やFWイッサム・ジェバリなどが攻勢に出るも、逆に86分と87分に鹿島のMF土居聖真にさらなる2ゴールを奪われ4失点。G大阪にとって悔しい敗戦となった。

試合後、MFファン・アラーノは大阪ダービーについての決意をこう述べている。「ダービーマッチが待っています。何かサプライズなプレーをするということではなくて、自分たちで作ったチャンスをきっちり決め切って、ゲームに勝利する。それ以外、ないと思います」(Jリーグ公式サイトより)


セレッソ大阪のフラッグ 写真:Getty Images

C大阪の直前状況と意気込み

一方のC大阪は、2023シーズンJ1第10節終了時点で、4勝2分4敗の8位に位置する。しかし4月29日に行われた第10節は、ホームでサンフレッチェ広島と対戦するも、0-1で敗れる結果となった。

同試合は前半から、C大阪のシュート数2本に対して広島が15本と圧倒され、C大阪が押し込まれた展開が続いた。後半に反撃を試みるも、MF為田大貴のシュートも防がれチャンスを決めきれない。するとアディショナルタイムに、広島のFWドウグラス・ヴィエイラにネットを揺らされ、痛恨の敗戦となっている。

試合後、C大阪の小菊昭雄監督は「ダービーで勝ってから、チームは一気に成長して安定しました。今年も今後を左右する大一番だと思っていますので、今日の敗戦をしっかりと受け止めて、心身ともに回復して、次のダービーに向かいたいと思います」(Jリーグ公式サイトより)と意気込んでいる。

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名前中本宏樹
趣味:サッカー観戦、ランニング、動画編集、写真撮影、旅行、お笑い動画を見ること、語学の勉強
好きなチーム:ガンバ大阪、FC大阪、ヴァンフォーレ甲府、京都サンガ、レイラック滋賀FC、アーセナル

大阪出身。「1人でも多くの人にサッカーの魅力を届けたい」と思い、動画編集や英語などの語学の勉強を通して情報スキル取得に励んでいます。好きなチームが多い理由は、自分の人生の節目で出会った人たちや土地に関わりがあることで好きになっていきました。平日も休日も必ずサッカーの情報を見ることが趣味です。2023シーズンよりFC大阪の記事をJリーグ公式サイトで担当しています。

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