かつて柏レイソルでプレーしていたGK中村航輔は、現在ポルティモネンセの正守護神として活躍。23日のジル・ヴィセンテ戦でMF藤本寛也との日本人対決を制したほか、ポルトガル1部リーグでセーブ数1位と好成績を残しているだけに、ポルティモネンセ指揮官も同選手を称えている。
中村は昨年9月4日に行われたファマリカン戦以降、リーグ戦全試合でフル出場。ジル・ヴィセンテ戦ではシュート20本、枠内シュート4本を浴びる中で3度にわたりスーパーセーブを披露。1-0とチームを勝利に導くと、ポルトガルメディア『ゴールポイント』は同選手をMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出していた。
またポルトガルリーグの公式サイトによると、中村は今季ここまで118本のセーブを記録。ファマリカン所属GKルイス・ジュニオールに16本差をつけてトップに立つなど、リーグを代表する守護神として存在感を発揮している。
ポルティモネンセのパウロ・セルジオ監督は29日に行われるSCブラガ戦の前日会見で、中村のパフォーマンスに言及。「中村はポルトガルリーグで最も優れたゴールキーパーだ」と評価すると、「他にも成長し続けなければならないことがある。ただこれまで多くの努力を積み重ねてきたし、間違いなく彼は素晴らしいキャリアを築くための可能性を秘めている」と同選手のさらなる成長に期待を寄せている。
一方、中村は昨年11月のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)につづき、先月のキリンチャレンジカップ2023でも日本代表メンバー外に。日本国内で同選手の代表復帰を望む声が沸き起こると、ポルトガル紙『O JOGO』は「中村の活躍は母国でニュースにもなり、日本代表に再び招集されるべきだという考えが強まっている」
「彼はリオデジャネイロ五輪でプレーしたが、カタールW杯ではメンバー外となった。今、ポルティモネンセで活躍しているおかげで、彼は権田の後継者として再び日本代表入りするためのすべてを手に入れている」と、清水エスパルス所属GK権田修一にかわる存在として中村を推奨している。
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