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鎌田大地に奮起促す。フランクフルト監督がCLナポリ戦前に圧力か

鎌田大地 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト指揮官が、カタールW杯日本代表MF鎌田大地に再起を促した。同選手が低調なパフォーマンスにより批判にさらされる中、オリバー・グラスナー監督がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ナポリ戦を前に覚悟を示している。

 鎌田大地は今季、昨年11月のカタールW杯開催前までは公式戦で12ゴール4アシストと結果を残していたが、今年1月のリーグ戦再開以降は1ゴール1アシストと失速。今月12日のVfBシュツットガルト戦ではついにベンチスタートとなると、後半途中出場で不発。ボルシア・ドルトムントはプレミアリーグ移籍の可能性が報じられているだけに、地元メディアは同選手のプレーを酷評していた。

 鎌田大地の不調もあり、フランクフルトは公式戦直近4試合で2分2敗と白星なし。今月15日にCLラウンド16・2ndレグのナポリ戦を控える中、グラスナー監督は記者会見において「私はこのクラブをリスペクトしている。ここにいる選手たちが並外れたパフォーマンスを発揮できることを、何度証明したことか」

 「自分たちの持っているものをすべて見せることが必要。我々はそうするつもりだ」と、強気の姿勢を見せている。

 するとドイツ誌『ビルト』は指揮官のコメントに反応。「グラスナー監督の発言が正しいことを証明するためには、フランクフルトの選手全員が自分自身を超える必要がある。中盤のスター、鎌田大地と再会するのだ」と、グラスナー監督が鎌田大地をはじめ複数選手に奮起を促したと解釈している。

 なおフランクフルトは先月21日に行われた1stレグ・ナポリ戦で0-2と完敗。それでもリーグ戦と違ってこの試合では鎌田大地が好パフォーマンスを発揮していただけに、同選手の復活が期待される。