日本代表・海外組 海外日本人選手

原口元気も緊急会議参加!シュツットガルト監督「ブンデス残留争いで…」

原口元気 写真:Getty Images

 日本代表MF原口元気が、早くもMF遠藤航と同じく新天地VfBシュツットガルトで中心選手としての役割を担っている。チームがブンデスリーガ(ドイツ1部)残留争いを強いられる中、ブルーノ・ラッバディア監督から残留へ導くキーマンとして期待を寄せられている。

 同選手は今季ウニオン・ベルリンで出場機会を減らすと、今年1月30日にVfBシュツットガルトへ完全移籍。加入翌日のカップ戦でデビューすると、2月以降はリーグ戦全試合で先発出場。遠藤航とともに中盤を支えているが、チームは2月から今月4日のバイエルン・ミュンヘン戦まで1勝4敗。15位ではあるものの、2部降格圏内の17位シャルケと勝ち点「19」で並んでいる。

 ドイツ誌『ビルト』は、バイエルン・ミュンヘン戦後に一部選手との緊急ミーティングを実施したと報道。そのミーティングには主将の遠藤航をはじめ7選手の姿があり、原口元気もメンバーに含まれていたという。

 またラッバディア監督はミーティング後のインタビューで「選手たちはもっとお互いに話し合って、もっと責任を持たなければならない」と指摘。「この若いチームでは、身をひそめてしまう選手が多すぎる。遠藤航や原口元気のような選手は、残留争いの中で何が重要かを知っている」と、緊迫したシーズン終盤戦での経験豊かな日本人選手2名に対する信頼感をのぞかせた。

 VfBシュツットガルトは今月11日に日本代表MF鎌田大地や元日本代表MF長谷部誠ら擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦。代表ウィーク直前の18日にはボルフスブルクと激突する。昨季最終戦で自らのゴールでVfBシュツットガルトを残留に導いた遠藤航と同様、原口元気もシーズン終盤にむけて大きな責任を背負っている。