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柏構想外ペドロ・ハウルに10クラブ以上関心か!移籍金4.5億円と現地予想

ペドロ・ハウル 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・柏レイソルからブラジル1部ゴイアスへレンタル移籍中のブラジル人FWペドロ・ハウル(25)は、今夏に名古屋グランパスや欧州クラブからの関心が伝えられていたが、今はブラジル国内の移籍市場で人気を集めているようだ。19日、ブラジルメディア『Esmeraldino』が報じている。

 ペドロ・ハウルは柏レイソルで構想外となり、今年1月末にゴイアスへレンタル移籍。すると今季ここまでブラジル1部リーグで31試合中27試合に先発出場して17ゴール2アシストをマーク。リーグ得点ランキングで首位から1ゴール差につけるなど、好調を維持している。

 そんなペドロ・ハウルのレンタル期間は今季終了後までとなっているほか、同選手と柏レイソルの契約期間は2024シーズン終了後までと伝えられている。

 また今年7月には名古屋グランパスが同選手獲得にむけて柏レイソルに移籍金250万ドル(約3億4000万円)のオファーを提示したとブラジルメディアが報道。8月にはリーグアン(フランス1部)オセールやセリエA(イタリア1部)クレモネーゼ、ブラジル1部アトレチコ・ミネイロからの関心が伝えられていたが、選手本人が欧州2クラブからのオファー拒否を明かしている。

 さらに先月にはブラジル紙『O DIA』が「コリンチャンスは1800万レアル(約5億円)のオファーを提示しており、現在は柏レイソルからの返答待ちである。柏レイソルは少なくとも1500万レアル(約4億2000万円)の支払いを求めている」と、コリンチャンスと柏レイソルによる交渉の進展具合をリポートしていた。

 『Esmeraldino』の報道によると、ペドロ・ハウルがゴイアスへ完全移籍することは極めて困難であるのこと。選手サイドはすでに他クラブから年俸70万レアル(約2000万円)のオファーを受け取っているほか、CRフラメンゴやSCインテルナシオナウなど10以上のブラジル国内クラブが同選手獲得に興味を示している模様。移籍金は300万ドル(約4億5000万円)にのぼるとみられている。

 なおペドロ・ハウル本人は今月7日、ブラジル『Radio Grenal』のラジオ番組に出演した際に「柏レイソルとの契約は残っているけど、復帰するつもりはないね。ブラジルでプレーを続けて、自分のキャリアをさらに飛躍させたいんだ」と発言。柏レイソルへ復帰する意思がないことを明らかにしていた。