サッカー日本代表のFW上田綺世(24)はFIFAワールドカップ・カタール大会代表メンバーで当落線上とみられる中、27日のキリンチャレンジカップ・エクアドル戦で存在感を発揮している。そんな上田綺世は所属クラブのサークル・ブルッヘでも自身の知名度を高めているようだ。28日、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が伝えている。
上田綺世は昨年にU24日本代表の一員として東京五輪へ参戦すると、カタールW杯アジア最終予選では10試合中2試合に出場。今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で再び日本代表に招集されると、27日のエクアドル戦でセルティック所属FW古橋享梧(27)にかわり後半キックオフから出場。ポストプレーからのチャンス演出により、防戦一方の試合展開に変化をもたらしていた。
そんな上田綺世は今年7月、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。当初は本職ではないトップ下での起用がつづき物議を醸していたが、直近のリーグ戦3試合ではいずれも前線2トップの一角で先発出場している。
また先月27日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第6節・ズルテ・ワレヘム戦で移籍後初ゴールをマーク。今月17日の第9節・KVオーステンデ戦では今季2得点目をあげたが、18クラブ中17位に沈むチームの状況と同じく本領を発揮できていない。
その中、サークル・ブルッヘはKVオーステンデ戦で選手の着用していたユニフォームをチャリティーオークションに出品。『Het Nieuwsblad』の報道によると、合計落札額は5521ユーロ(約77万円)だったが、上田綺世のユニフォームは全選手中最高額となる1200ユーロ(約17万円)で落札されたとのこと。
オークションの収益はすべて現地の財団に寄付され、白血病や骨髄・血液疾患のさらなる進行を防ぐための研究プロジェクトの支援に充てられるという。
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