Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸元監督フィンクに中東移籍の可能性が!過去にシャルケや中東方面からのオファー拒否も…

トルステン・フィンク氏 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸元監督であるトルステン・フィンク氏は、中東クラブの監督に就任する可能性があるようだ。9日、UAE紙『アル・バヤン』が伝えている。

 現在54歳のフィンク氏は2020年9月、家庭の事情によりヴィッセル神戸指揮官を退任。2020年12月には当時ブンデスリーガで最下位に沈んでいたシャルケからの監督就任打診を却下したほか、中東クラブからのオファーも断ったと伝えられていた。さらにはギリシャ1部のパナシナイコスやアメリカ、ベルギー、トルコ国内クラブからもオファーが届いていると報じられていたが、1年以上の無所属期間をへて今年1月にラトビア1部のリガFC監督に就任していた。

 リガFCはフィンク監督のもとで2022シーズンに臨むと、リーグ戦でここまで6勝1分4敗と開幕スタートダッシュに成功。先月下旬以降はリーグ戦3連敗とやや苦戦を強いられているが、それでも首位ヴァルミエラから10ポイント差の4位につけている。

 『アル・バヤン』の報道によると、UAE1部のアル・ナスルSCは2022/23シーズンにむけてフィンク氏の招へいを検討しているとのこと。アル・ナスルSCは今季リーグ戦残り4試合の時点で勝ち点29を獲得。首位アル・アインから26ポイント差の7位となっている。

 また、アル・ナスルSCは今季途中からスペイン人のハビエル・カジェハ氏がチームを率いていたが、クラブ幹部は「金銭的な理由」によりカジェハ監督を解任。現時点ではフィンク氏が次期指揮官の最上位候補に挙がっているという。

 なお、フィンク氏は2019年6月にヴィッセル神戸の指揮官に就任。2019シーズンのJ1リーグこそ8位に終わったものの、天皇杯の決勝・鹿島アントラーズ戦で勝利し、クラブに初タイトルをもたらしていた。しかし2020シーズンは序盤から苦戦を強いられると、シーズンなかばでチームを離れていた。