Jリーグ 横浜F・マリノス

「横浜FMは弱くなった」ACL初戦前にベトナムメディア酷評!外国人依存と指摘も

横浜F・マリノスの選手たち 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスは今月16日開催のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージ初戦でホアンアイン・ザライFC(ベトナム1部)と対戦する。この一戦を前にベトナムメディアが横浜F・マリノスの実力を過小評価している。

 横浜F・マリノスは今季、明治安田生命J1リーグで10試合を戦い5勝3分2敗とまずまずの出だしを見せている。またACLグループステージでは全北現代(韓国1部)、シドニーFC(オーストラリア1部)、ホアンアイン・ザライFCと同組に。ベトナム南部・ホーチミンでの集中開催となっており、今月16日から来月1日にかけて6試合を戦う。

 ホアンアイン・ザライFCとの開幕戦を控える中、ベトナムメディア『VOV』は「横浜F・マリノス、HAGL(ホアンアイン・ザライ)のライバルはどこまで強いのか?」という見出しのもと、横浜F・マリノスの戦力分析を行っている。

 『VOV』はJ1リーグを制した2019シーズンのメンバー構成との比較を行うと「アンジェ・ポステコグルー監督がいなくなり、かなり弱くなった。三好康児、遠藤渓太、そして最近では前田大然など、ここ数年の横浜F・マリノスの中心選手たちがみんな欧州に渡っている。今のチームでは宮市亮、畠中槙之輔、渡辺皓太を除いて、日本代表経験者がほとんどいない」と地力の低下を指摘。

 つづけてポステコグルーからケビン・マスカットへの監督交代による変化について「(ポステコグルーが率いていた)2019シーズンと比べると、現在このチームのサッカースタイルはそこまで美しくない」と酷評している。

 そして横浜F・マリノスがグループステージを突破するためのキープレーヤーについて「J1リーグで4得点をあげているアンデルソン・ロペスを筆頭とするブラジル人選手にかかっている」と説明。「アンデルソン・ロペス、レオ・セアラ、マルコス・ジュニオール、エウベル、エドゥアルドと5人のブラジル人選手をベトナムに連れてきたが、各試合で起用できるのは3人だけだ」と外国人枠に絡む部分でのマスカット監督の起用法に注目している。

 横浜F・マリノス一行は今月12日にベトナム入り。高温多湿の気候に慣れるためのトレーニングを行っている。ベトナムの地元メディアはJ1屈指の戦力を誇る相手に、ホアンアイン・ザライが番狂わせを起こすことを期待しているかもしれない。