
日本代表FW南野拓実(27)は今季終了後のリバプール退団が噂されている。その中リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は27日、同選手の残留条件について見解を述べた。
南野拓実は2020年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。出場機会に恵まれず、昨季後半戦はレンタル先のサウサンプトンで過ごしていたが、昨年7月にサウサンプトンでのレンタル期間を終えてリバプールに復帰していた。
そして今季もここまで公式戦8試合の先発出場にとどまっており、プレミアリーグでは一度もスタメンに抜てきされない。ただ、それでも今月2日開催のFAカップ(イングランドのカップ戦)5回戦・ノリッジ戦で先発出場して2ゴールをあげるなどすでに9ゴールをマークしている。
そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。選手本人もリバプール残留を望んでいると伝えられていた。
ただ、3月になってリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃。リバプールのユルゲン・クロップ監督が南野拓実をはじめ複数選手に今夏退団の可能性があることを認めているほか、今月17日にドイツメディア『DER WESTEN』がボルシア・ドルトムント移籍の可能性を報じている。
『Liverpool.com』は南野拓実について「ミナミノはまだアンフィールドでインパクトを与えることができる。ボックス内でのフィニッシュは、彼がチャンスを最大限に生かすために信頼できることを示している。彼のベストポジションは中央であるかもしれない」とここまで9ゴールを結果を残していることを高く評価している。
それでも「リバプールの(今季)残り試合で出番がなければ、彼がマージーサイドで活躍するのは難しいかもしれない」と厳しい現状を説明。その上で「代表ウィーク明けのワトフォード戦、またはチャンピオンズリーグ準々決勝のベンフィカ戦で(ユルゲン・)クロップはミナミノに自分の居場所があるというメッセージを送らなければならない」と主張。来月2日のプレミアリーグ第30節・ワトフォード戦か5日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ・ベンフィカ戦で出場機会がなければ、今夏退団の可能性がより高まると主張した。
なお、南野拓実はリバプールとの契約を2024年6月まで残している。これまで少ないチャンスで結果を残してきただけに、代表ウィーク明けの2試合でクロップ監督にアピールしたいところだ。
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