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柴崎岳がW杯予選で出場機会減少…西紙が理由解説「日本代表へ要請が…」

柴崎岳 写真:Getty Images

 日本代表は24日に敵地でオーストラリア代表相手に2-0と勝利し、FIFAワールドカップ・カタール大会出場を決めた。その中スペイン紙『アス』は25日、レガネスに所属する日本代表MF柴崎岳(29)が最終予選で出番が限られた理由を伝えている。

 ロシアW杯の日本代表メンバーである同選手は、カタールW杯アジ2次予選では全試合メンバー外となっていたものの、最終予選では4試合に先発出場。年明け以降も招集されていたが、1月27日開催の中国戦から3試合つづけて出場機会がなかった。

 一方、セグンダ・ディビジョン(スペイン2部)のレガネスでは今季ここまでリーグ戦32試合中21試合で先発出場。日本代表招集により一部公式戦ではメンバー外となっているが、コンスタントにピッチに立っている。

 そんな柴崎岳について『アス』は「負傷しない限り(カタールW杯での)招集は確実と思われる」と主張。ただ、今月24日開催のオーストラリア戦をはじめ直近3試合で出番がなかった理由として、レガネスのメディ・ナフティ監督から日本代表への要請があった可能性に触れている。

 また、同選手はカタールW杯日本代表メンバーに選出された場合、レガネスが保有権を持つ選手としてクラブ史上初めてW杯出場の切符をつかむことになる。これまでサミュエル・エトーをはじめ3選手がレガネス在籍時にW杯に出場したものの、いずれも他クラブからのレンタルだったという。

 なお、『アス』は柴崎岳とレガネスの契約期間が来年6月までであると報道。現時点では退団を示唆する情報はないものの、今夏移籍の可能性がゼロではないと伝えている。