
明治安田生命J1リーグのFC東京は、現役時代にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)や京都パープルサンガ(現京都サンガ)、ジュビロ磐田などでプレーしていたチェ・ヨンス氏を次期監督候補にリストアップしていたようだ。15日、韓国人ジャーナリストによるYouTube番組『Banquet Reporters』が伝えている。
FC東京は長谷川健太監督のもと、タイトル奪取や来季AFCチャンピオンズリーグ(AFC)出場権獲得を目標に今シーズンに臨んでいた。しかし、東京五輪後にヴィッセル神戸や名古屋グランパスなどから後れをとると、今月7日開催の明治安田生命J1リーグ第35節・横浜F・マリノス戦で0-8で敗戦。クラブ歴代最多失点記録を更新した中でも惨敗劇を受けて、8日に長谷川健太監督が辞任すると、今季残り試合で森下申一GKコーチが指揮を執ることが決まっていた。
一方、現在48歳のチェ・ヨンス氏は昨年7月から1年以上にわたりフリーの身となっていた中、Jリーグクラブからコンタクトがあったほか、現在Kリーグ1(韓国1部)の残留プレーオフを戦っている江原からのオファーが届いたと韓国メディア『スポーツ朝鮮』が報道。同氏は熟考を重ねた末に江原の監督に就任することを決断。江原は16日になってチェ・ヨンス氏の招へいを公式発表している。
その中、『Banquet Reporters』に出演する韓国人ジャーナリストによると、FC東京は現在暫定的に指揮している森下申一GKコーチの後任候補として、チェ・ヨンス氏を最終候補に含めていたとのこと。しかし、FC東京は正式なオファーを提示していなかったという。
なお、チェ・ヨンス氏は2006年にKリーグ(韓国)のFCソウルで現役を退いた後、そのままFCソウルでコーチに就任。2011年には監督代行を務めると、2012年から正式にFCソウルの監督となっている。そして2016年夏からは中国スーパーリーグの江蘇足球倶楽部を率いると、2018年10月から再びFCソウルの指揮官を務めていたが、昨年7月に成績不振のため辞任していた。
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