Jリーグ

Jリーグ移籍が噂されたデンチーニョ、シャフタール退団が決定。複数クラブからオファーも

デンチーニョ 写真提供: Gettyimages

 ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)の強豪シャフタール・ドネツクは8日、ブラジル人MFデンチーニョ(32)が契約満了により退団することを公式発表した。

 デンチーニョはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスでプロキャリアをスタートすると、2011年夏にコリンチャンスからシャフタールへ完全移籍。中盤センターやトップ下をはじめ複数ポジションで起用される中、ここ数シーズンは先発での出番を増やすことができず、昨季はリーグ戦でわずか6試合の先発出場にとどまっていた。

 そして今季は8月下旬からおよそ2カ月間にわたり負傷離脱。今月7日開催のウクライナ・プレミアリーグ第14節・コロス戦で復帰したものの、リーグ戦ではここまでわずか4試合の出場にとどまっている。また、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、今月3日のグループステージ第4節・レアル・マドリード戦で試合終了間際からピッチに立ち、今季CL初出場を果たしていた。

 そんなデンチーニョの去就を巡っては、昨年12月にウクライナで人種差別に遭ったことから、Jリーグクラブ移籍の可能性が伝えられていたが、本人がフェイクニュースだとしてこの噂を否定していた。

 しかし、今回のシャフタール退団決定により、再び同選手の去就に注目が集まっている。その中、ブラジルメディア『グローボ』の報道によると、本人はブラジルに帰国して家族と過ごしながら自身の将来を決断するとのこと。古巣のコリンチャンスは獲得に動いていないものの、同選手のもとにはすでに複数クラブからオファーが届いており、ブラジル復帰も視野に入れているという。

 CLの舞台でレアル・マドリード相手にゴールを奪うなど実績を残してきたデンチーニョだが、果たしてJリーグクラブが同選手にオファーを提示することはあるのだろうか。