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長谷部誠に来夏退団の噂が!フランクフルト幹部が6選手放出検討と地元紙報道

長谷部誠 写真提供: Gettyimages

 元日本代表MF長谷部誠(37)は、今季終了後にアイントラハト・フランクフルトを退団する可能性があるようだ。5日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ノイエ・プレス』が報じた。

 長谷部誠はオリバー・グラスナー新監督のもとでブンデスリーガ開幕から2試合は出場したものの、8月28日の第3節・ビーレフェルト戦以降はしばらく公式戦で出番がなかった。しかし、チームが今季未勝利と苦戦を強いられる中、9月30日開催のELグループステージ第2節・ロイヤル・アントワープ戦ではリベロ(3バックの中央)で再び先発出場すると、安定感抜群のパフォーマンスを発揮。チームの今季初勝利に大きく貢献していた。

 その後、同選手は先月3日のブンデスリーガ第7節・バイエルン・ミュンヘン戦をコンディション不良により欠場したが、代表ウィーク明け初戦の第8節・ヘルタ・ベルリン戦から公式戦3試合でキャプテンマークを巻きフル出場。今月5日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節・オリンピアコス戦でも、リベロでフル出場してチームの勝利に貢献している。

 一方、フランクフルトは今季序盤から黒星が先行しており、ブンデスリーガ第10節終了時点で勝ち点9の獲得にとどまっている。また、一部の地元メディアは今季からチームを率いるオリバー・グラスナー監督が解任される可能性を伝えていた。

 その中、『フランクフルター・ノイエ・プレス』の報道によると、フランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)はチームに変化をもたらすためにメンバーの入れ替えを望んでいるとのこと。来年6月で契約満了を迎える長谷部誠やオーストリア代表DFシュテファン・イルザンカー(32)など4選手とは契約延長を行わないほか、DFエリック・ドゥルム(29)とシャルケにレンタル中のFWゴンサロ・パシエンシア(29)も放出する方針であると伝えている。

 2014年からフランクフルトに在籍している長谷部誠は、これまでキャプテンとしてチームをけん引。今季も副キャプテンという立場のもと、精神的支柱としてチームに必要不可欠な存在であり続けている。そんな長谷部誠には、今後も自らのプレーでチームの状況を好転させることが求められる。