東京五輪男子サッカー競技に出場した日本代表DF板倉滉(24)を擁するシャルケは、25日に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第8節・ハンザ・ロストック戦を控えている。チームを率いるディミトリオス・グラモジス監督はこの一戦でシステム変更を検討しており、板倉滉の起用法にも変化があるようだ。23日、ドイツメディア『RUHR24』が伝えている。
板倉滉はFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選に臨む日本代表への合流直後、右足に問題を抱えたことにより代表チームを離脱していた。しかし、インターナショナルマッチウィーク後の12日に行われた第6節・パダーボルン戦でリベロ(3バックの中央のポジション)で先発出場。無失点での勝利に大きく貢献していた。
しかし、17日開催の第7節・カールスルーエ戦では再びリベロで先発出場したものの、1-1で迎えた88分に自陣右サイドでボールを奪われると、そこから勝ち越しゴールを献上。自らのミスからチームは1-2で敗れていた。
ただ、この一戦ではアンカー(中盤3センターの底)のポジションでレギュラーに定着しているアイスランド代表MFヴィクトル・パルション(30)が一発退場となっており、ロストック戦では出場停止処分が科されている。
そのため、グラモジス監督はロストック戦で3バックを基本とした布陣から4バックシステムへの変更を視野に入れている模様。これに伴い、板倉滉は中盤センターの位置で先発起用されるとのこと。また、直近数試合で板倉滉とともに3バックを形成していたDFマリク・チャウ(20)とポーランド代表DFマルチン・カミンスキ(29)は、引き続きセンターバックでの先発出場が予想されている。
なお、板倉滉は明治安田生命J1リーグのベガルタ仙台に期限付き移籍により在籍していた2018シーズンに、中盤センターで数試合に出場した経験を持っている。やや不慣れなポジションでのプレーが濃厚である中、はたして前節のミスを取り返すパフォーマンスを披露できるのだろうか。
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