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「まだ100%ではない」板倉滉の状態にシャルケ監督が言及。W杯最終予選に招集も…

板倉滉 写真提供:Gettyimages

 シャルケへ加入した東京五輪世代のU24日本代表DF板倉滉(24)は、8月28日に開催の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦で先発出場を果たしている。その中、ディミトリオス・グラモジス監督は同選手のコンディションに言及した。31日、ドイツメディア『RUHR24』が伝えている。

 板倉滉は19日にマンチェスター・シティからシャルケへのレンタル移籍が正式決定すると、2日後には第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦で後半開始からピッチに立っていた。そして、U24日本代表MF田中碧を擁するデュッセルドルフとの一戦では、3バックの中央で先発出場。チームの勝利に貢献したものの、試合終了間際に足に問題を抱えると、86分でピッチを後にしていた。

 グラモジス監督は、試合後のメディアインタビューで板倉滉のコンディションについて問われると「コウに関しては、疲労がたまってけいれんを起こしていた。彼の状態はまだ100%ではない」とコメントを残している。

 また、『RUHR24』は指揮官が板倉滉を主力として評価していると主張。そしてインターナショナルマッチウィークで負傷しない限り、12日に控える第6節・パダーボルン戦では起用可能という見解を示している。

 なお、板倉滉は今月のFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーに招集されている。2日にパナソニックスタジアム吹田で開催されるオマーン戦では、アーセナルへ移籍したDF冨安健洋の欠場が確定しているだけに、板倉滉の起用法に注目が集まる。