パリ・サンジェルマン(PSG)はレアル・マドリードに所属するフランス代表DFラファエル・バランの獲得にむけた動きを見せているようだ。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
バランは、2011年夏にRCランスからレアル・マドリードへ完全移籍により加入。セルヒオ・ラモスとともに最終ラインに必要不可欠な戦力としてチームを支え、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇をはじめこれまで数多くのタイトル獲得に大きく貢献してきた。今季も守備陣の主力として公式戦41試合に先発出場したが、チームは無冠に終わっていた。
バランの去就を巡っては、レアル・マドリードとの現行契約が来年6月までとなる中、クラブ首脳陣が慰留に努めるものの今季終了後までに新契約締結の合意に至らない場合は今夏のマーケット期間で放出に踏み切る可能性が報じられている。
また、レアル・マドリード首脳陣は選手サイドに新契約のオファーを提示しているが、現時点で返答はない。クラブは同選手の退団に備えて、セビージャのフランス人DFジュール・クンデやビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレスを獲得候補に含めたとのことだ。
その中、PSGはレアル・マドリードに対して、バラン獲得の可能性を探るためにコンタクトをとった模様。PSGはブラジル代表DFマルキーニョスやフランス代表DFプレスネル・キンペンベを抱えているが、UEFAチャンピオンズリーグ制覇を果たすためにも守備陣で更なる戦力強化を行うようだ。
なお、レアル・マドリードはバランを放出する場合、移籍金として少なくとも5000万ユーロ(約65億円)を求めるものとみられる。
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