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リバプール、オランダ代表MF後釜をローマから獲得か!39億円の契約解除条項が…

ジョルジニオ・ワイナルドゥム 写真提供: Gettyimages

 リバプールはオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが契約満了により今季限りで退団しているが、同選手の後釜としてローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニを獲得に乗り出すかもしれない。9日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 ワイナルドゥムは2016年夏にニューカッスル・ユナイテッドからリバプールへ完全移籍により加入。中盤センターの主力として活躍すると、2018/19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献していた。そして今季もチーム内で負傷離脱者が相次ぐ中、公式戦44試合に先発出場。一部のリーグ戦ではキャプテンマークを巻くなど、ユルゲン・クロップ監督から信頼を寄せられていたが、先月23日のプレミアリーグ最終節・クリスタル・パレス戦後に今夏退団を表明していた。

 一方、2015年夏にローマの下部組織からサッスオーロに完全移籍で加わると、イタリア国内屈指の有望株に成長。ユベントスをはじめ複数クラブが関心を寄せる中、2017年夏にローマが1000万ユーロ(約12億6000万円)による買い戻し条項を行使し、2022年6月までの5年契約を締結。復帰後は主力として出場機会を確保しており、今季も公式戦37試合に出場して11ゴール9アシストをあげていた。

 ペッレグリーニとローマは直近数カ月にわたり契約延長にむけた交渉を進めてきたが、現時点でも新契約締結で合意に至っていない模様。また、現行契約には3000万ユーロ(約39億円)による契約解除条項が盛り込まれていることもあり、リバプールのみならず、複数クラブが興味を示しているとのことだ。

 なお、リバプールはシーズン終盤での巻き返しによりプレミアリーグ3位で終了。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場を決めたものの、首位マンチェスター・シティとは17ポイント差を付けられている。来季の巻き返しにむけて中盤の強化を図る中、果たしてセリエAの舞台で成長著しいペッレグリーニの獲得に乗り出すことはあるのだろうか。