イタリア代表GKドンナルンマ、ミラン残留の絶対条件は…契約延長交渉が中断も

　ミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは今夏残留の可能性が残っているようだ。18日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

　ドンナルンマはミランのトップチーム昇格以降、一時期は不調に陥っていた。しかし、今季ここまで公式戦47試合でフル出場を果たしており、うち14試合でクリーンシートを達成。正守護神としてクラブの上位躍進に大きく貢献している。一方、ドンナルンマはミランとの現行契約が今年6月に満了を迎えるものの、現時点で新契約締結の合意に達していない。また、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が年俸の引き上げ、契約期間の短縮、契約解除条項の設定など様々な要求を突き付けていると伝えられている。

　また、ミランは今年3月末に年俸700万ユーロ（約9億円）+ボーナス100万ユーロ（約1億3000万円）による新契約のオファーを再度提示したが、年俸1000万ユーロ（約13億3000万円）を求めるライオラ氏はこれを却下。先月には両者による交渉が中断しているが、ユベントス行きの可能性が新たに浮上している。

　その中、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はドンナルンマ本んがミランでプレーすることを望んでいると主張。ただ、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合には、今夏退団が避けられないものになると伝えている。

　なお、ミランは最終節のみを残す中、勝ち点を76まで積み上げている。また、今週末に開催予定の最終節は、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を争うアタランタとの直接対決となっている。