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ミラン、チェルシーから英代表DFトモリの完全獲得望むも…買取OP37億円がネックに

フィカヨ・トモリ(写真右) 写真提供: Gettyimages

 ミランは今冬にチェルシーから半年間のレンタル移籍により加入しているイングランド代表DFフィカヨ・トモリの買い取りオプションが減額されることを望んでいるようだ。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 トモリは2019年夏にEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)のダービーでのレンタル期間を終えてチェルシーに復帰。昨季は公式戦22試合に出場したものの、今季はここまでわずか4試合の出場にとどまっており、フランク・ランパード前監督から信頼を得られていなかった。しかし、今年1月に半年間のレンタルによりミランへ加入すると、デンマーク代表DFシモン・ケアーの負傷離脱やイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの不調もありレギュラーを奪取。ここまで公式戦15試合に先発出場している。

 ミランは同選手のパフォーマンスを高く評価しており、買い取りオプションの行使を検討。しかし、買い取りオプションの設定額が2800万ユーロ(約36億9000万円)となっており、今後チェルシーとのクラブ間交渉において減額を求めるものとみられる。

 また、ミランは28日に選手サイドとの会談を行った模様。今夏の去就について議論が交わされたものとみられ、クラブ首脳陣はトモリに対して完全移籍を望んでいることを伝えたようだ。

 なお、ミランはここまで勝ち点66を獲得しているが、インテルから13ポイント差を付けられており、スクデット獲得の可能性はほぼ消滅している。また、2位のアタランタと2ポイント差となっているほか、ユベントスやナポリとは勝ち点で並んでおり、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権をかけた争いの真っ只中にいる。