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スーパーリーグ構想が早くも頓挫か!プレミアリーグ6クラブが参加辞退へ

プレミアリーグ 写真提供:Gettyimages

 レアル・マドリードをはじめ複数クラブによる欧州スーパーリーグ(SL)が18日に創設されたことで大きな波紋を呼んでいるが、早くもマンチェスター・ユナイテッドをはじめプレミアリーグ6クラブが参加辞退を表明した。20日、イギリス『スカイスポーツ』をはじめ複数メディアが一斉に報じている。

 欧州スーパーリーグは現在欧州サッカー連盟(UEFA)主催のもとで行われているコンペティションに対抗するリーグ戦として、複数クラブのオーナーによりかねてから計画されていたものである。また、欧州の主要メディアは今回のSL創設ではレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が主導のもと行われたと報道しているほか、参加クラブはレアル・マドリードやアーセナルをはじめ12クラブに及ぶと伝えていた。

 しかし、このSL創設に対しては選手や監督をはじめフットボールに関わる多くの人々からフットボールの歴史や文化をないがしろにして、ビジネス面がさらに強調されたものであるとして反発の声が上がっていた。また、チェルシーの本拠地スタンフォードブリッジで20日に開催されたプレミアリーグ第32節・ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦では試合前に多くのチェルシーサポーターが抗議活動を展開するなど、多くのファンもSL創設に反対の姿勢を示していた。

 その中、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパー、アーセナル、リバプールはクラブ公式サイトを通じて早くもSL参加辞退を表明。また、チェルシーもSLに参加しない方針を固めているものとみられ、間もなく公式発表を行うようだ。

 スーパーリーグ創設に一報によりフットボールのあり方について多くの議論を生んでいたが、多くの人々の声や行動がクラブを動かしている。