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東京ヴェルディ退団のクレビーニョ、ブラジル3部クラブへのレンタル移籍が破談に…

東京ヴェルディのサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディを昨季終了後に期限付き移籍期間満了に伴い退団したブラジル人FWクレビーニョは、一転してカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴに残留するようだ。1日、ブラジルメディア『FOLHA de PERNAMBUCO』が伝えている。

 クレビーニョはCRフラメンゴの下部組織在籍時の2015年にブラジルU-17代表に選出されると、2017年にトップチーム昇格を果たしている。しかし、2019年までリーグ戦での出場機会はなく、同年夏に東京ヴェルディへ期限付き移籍により加入。移籍1年目はJ2リーグで13試合に出場していたが、昨季はわずか7試合の先発出場に終わると、東京ヴェルディは150万ドル(約1億6000万円)による買い取りオプションを行使することなくシーズン終了後に退団が決定していた。

 同選手の去就を巡っては、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエC(ブラジル3部)のサンタクルスFCが右サイドのレギュラー候補としてレンタルでの獲得を狙っていると伝えられると、先月下旬からクラブ間交渉を行っていた。また、クレビーニョ本人はCRフラメンゴのトップチームに合流せず下部組織のメンバーとともにトレーニングを行っていた。

 しかし、今月1日になってサンタクルスFCの幹部がクラブ間交渉で進展が見られなかったことを認めるコメントを残したことにより、ターゲットを切り替えたという見方が広まっている。クレビーニョは今シーズンにおけるCRフラメンゴの構想に含まれていないと伝えられているだけに、今後獲得に興味を示すクラブが新たに現れるのか注目が集まる。