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ナポリ指揮官ガットゥーゾ、今夏退任の意向固める。プレミアリーグクラブからオファー

ジェンナーロ・ガットゥーゾ 写真提供: Gettyimages

 ナポリを率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は契約満了を迎える今年6月に退任する意向を固めているが、プレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダーラーズから監督就任のオファーが届いているようだ。24日、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』が伝えている。

 ガットゥーゾは2019年12月にカルロ・アンチェロッティの後任としてナポリの指揮官に就任すると、昨季はコッパ・イタリアのタイトルを獲得。しかし、今年1月24日に行われたセリエA第19節・エラス・ベローナ戦で1-3と敗れたことをきっかけに進退問題が浮上。先月中旬に開催された第22節・ユベントス戦で勝利したことにより続投の可能性が報じられていたが、UEFAヨーロッパリーグで敗退したことにより再び周囲が騒がしくなっている。

 ガットゥーゾ監督とナポリの契約期間は今年6月までとなっているが、指揮官本人はナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が後任候補の選定に着手しているという報道に不快感を示していたこともあり、すでに今季終了後にナポリを離れるという決断を下しているものとみられる。

 その中、ガットゥーゾはプレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダーラーズから監督就任の打診を受けた模様。また、『ラ・レプッブリカ』はラツィオも今季終了後の指揮官交代を検討しており、シモーネ・インザーギ監督の後任としてガットゥーゾをリストアップしていると主張している。

 なお、ナポリは現在勝ち点53を獲得しており5位につけている。インターナショナルマッチウィーク終了後にはユベントスとの直接対決を控えており、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得にむけてガットゥーゾの手腕が試される。