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セビージャ、FWパプ・ゴメスを完全移籍で獲得へ!アタランタの要求額13億円から…

アレハンドロ・ゴメス 写真提供: Gettyimages

 セビージャはアタランタのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスをレンタルではなく完全移籍により獲得する方向で動いているようだ。23日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。

 アレハンドロ・ゴメスは昨季までクラブの躍進を中心選手として支えると、今季も11月までキャプテンを任されていた。しかし、昨年12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦で指揮官と口論に発展。以降はリーグ戦で先発メンバーに名を連ねることがなく、20日に行われた第13節・ローマ戦以降の公式戦では全試合でベンチ外となっている。

 同選手の去就を巡っては、当初はMLS(メジャーリーグサッカー)のFCシンシナティをはじめヨーロッパ圏外のクラブが獲得に興味を示していたものの、本人はイタリアのベルガモ州近辺にとどまることを望んでいると伝えられていた。また、フィオレンティーナが年俸400万ユーロ(約5億600万円)という条件でオファーを提示したものの、本人はこれに興味を示していない模様。他にもインテルやローマが移籍先候補にあがっているが、交渉に進展は見られていない。

 その中、先週に入ってセビージャ移籍の可能性が浮上すると、同クラブのモンチSD(スポーツディレクター)もアタランタと交渉を行っていることを認めている。ただ、セビージャは当初、800万ユーロ(約10億円)の買い取りオプションが付帯された半年レンタルで獲得オファーを提示する予定だったが、アタランタの要求額の半分にあたる移籍金500万ユーロ(約6億3000万円)を支払って完全移籍で獲得する方針に切り替えたものとみられる。なお、アレハンドロ・ゴメスにはヘルタ・ベルリンやサウジアラビア1部のアル・ヒラルも獲得オファーを提示する構えを見せているようだ。