セリエA ローマ

元ローマ下部組織出身のMFが21歳の若さで急死…心臓発作が原因

写真提供: Gettyimages

 24日の夜、ASローマ下部組織出身のカメルーン人MFジョセフ・ブアッセ(Joseph Bouasse)が心臓発作によって亡くなった。21歳の若さだった。英紙『インディペンデント』が報じている。

 2016年にローマの下部組織に加入した同選手はトップチームでこそプレーする機会は無かったが、クラブのレジェンドであるフランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシなどと共にトレーニングをしてきた。

 ブアッセは、2017年にローマからローンで加わった当時セリエBのヴィチェンツァでプロデビューを果たし、今年2月にルーマニア2部のFCユニバーシタテア・クルージュ(FC Universitatea Cluj)に加入したばかりだった。

 ローマは自チーム出身の若手MFの急死を受け、次のような声明を発表している。

「クラブは、プリマベーラ(下部組織)の元プレーヤー、ジョセフ・ブアッセの早すぎる死の知らせを受け、大きな悲しみを受けている。ASローマはずっと彼の側にいます」

 また、元ローマの選手で現在チェルシーに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーはSNSで「恐ろしいニュース、若い才能を失ってとても悲しい。彼の家族全員に哀悼の意を表する」とコメントした。

 現役中に心臓機能のトラブルにより急逝した選手は少なくない。多くのサッカーファンに衝撃を与えたダビデ・アストーリの訃報から早2年が経つ中、今回突然帰らぬ人となったブアッセのことも遺憾にたえない。