今夏、右サイドバックを探しているボルシア・ドルトムント。レアル・マドリードから2年間のレンタルで獲得したモロッコ代表DFアクラフ・ハキミのレンタル期間が終了し、ポーランド代表DFウカシュ・ピシュチェクとの契約は今シーズンまで。今年の6月で35歳を迎え、以前引退を示唆するコメントも残していたことから今夏の移籍市場での去就に注目が集まっている。
そこで今回はドルトムントが今夏の移籍市場で獲得を狙っている選手たちを紹介する。
トーマス・ムニエ
所属:パリ・サンジェルマン
国:ベルギー
移籍金予想額:無料
パリ・サンジェルマンとの契約が今シーズンまでに迫っているベルギー代表DFトーマス・ムニエ。同選手の獲得にはインテルやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム・ホットスパーなどのクラブも関心を示しており、争奪戦は避けられない。
しかし、すでにドルトムントはすでにムニエと契約合意したとも報じられており、現時点で一番ドルトムント行きが近い選手だ。
ディオン・コールズ
所属:ミッティラン(デンマーク)
国:ベルギー
移籍金予想額:300万ポンド(約3億5000万円)
マレーシア生まれのディオン・コールズはその後ベルギーに渡り、各年代のべルギー代表に選出。昨シーズンはベルギーのクラブ・ブルッヘに所属し、41試合3ゴール6アシストを記録した。
今シーズンはデンマークのミッティランに移籍したものの、思うような出場機会を得られず、大きく市場価値も下がってしまったが、その素質は一級品だ。
また、ドルトムントには同じくベルギーのMFアクセル・ビツェルやFWトルガン・アザールが所属。また、新型コロナウイルスの影響で収入が減っている中、移籍金を抑え獲得出来る点は同クラブにとって利点となるはずだ。
ジョンジョー・ケニー
所属:シャルケ(エバートンからのレンタル)
国:イングランド
移籍金予想額:1300万ポンド(約15億円)
エバートンの下部組織趣出身の選手で各年代のイングランド代表にも召集されているジョンジョー・ケニー。U-17のヨーロッパ選手権とU-20ワールドカップでは共イングランド代表として優勝に貢献した。
今年はシャルケに加入し、スタメンに定着。公式戦26試合に出場して1ゴール3アシストを記録。1月にはシャルケ残留を希望していたが、新型コロナウイルスの影響で状況が一変。エバートンへレンタルバックする可能性が高まっている。
そんな中、ドルトムントはジョンジョー・ケニーがエバートンに戻れば獲得に名乗りを挙げる可能性もあるよう。ブンデスで成功した経験があるため、獲得のリスクは低いはずだ。
イーサン・レアード
所属:マンチェスター・ユナイテッド
国:イングランド
移籍金予想額:600万ポンド(約7億円)
マンチェスター・ユナイテッドの18歳DFイーサン・レアード。同選手も各年代のイングランド代表に招集されている期待の若手選手だ。
主にユナイテッドのU-23チームでプレーするレアードだが、今季はヨーロッパリーグの2試合に出場。トップチーム昇格に期待がかかる選手だ。
しかし、アンダー世代での試合が続いている状況はドルトムントにとって好都合かもしれない。若手選手の育成に定評がある同クラブは、マンチェスター・シティからイングランド代表FWジェイドン・サンチョ、レッドブル・ザルツブルグからノルウェー代表DFエルリング・ホランドを獲得。彼らと同世代の獲得にはそれなりの自信を持っているはずだ。
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