
イングランド代表DFアシュリー・ヤングが、マンチェスター・ユナイテッドからインテルへと活躍の場を移した。両サイドでプレー可能なベテランは、イタリアでどのような活躍を見せるだろうか。
一方、ヤングを失ったユナイテッドは、少々厳しい台所事情となりそうだ。右サイドバックの枚数は申し分ない同クラブだが、左サイドバックはそうはいかない。ヤングが退団したことで、ルーク・ショーと若手のブランドン・ウィリアムズしかいないのが現状だ。
そこで今回は、ユナイテッドが獲得すべき3人の左サイドバックをご紹介する。

アレックス・ニコラオ・テレス
クラブ:ポルト
現在ポルトでプレーするテレスは、高い攻撃能力を有する力のあるサイドバックだ。ポジショニングセンスもよく、ポルトでは頼れる存在となっている。
そんなテレスの持ち味の1つが、精確なプレースキックだ。ポルトでは直接狙える位置のFKのほとんどを、同選手が担当している。
今シーズンのテレスは5ゴール、5アシストと攻撃能力の高さを証明している。また、タックルの成功率も80%と高いのが印象的だ。獲得できれば、間違いなく計算の立つ選手となるだろう。

リュカ・ディニュ
クラブ:エバートン
イングランドの地で確実に結果を残しているのがディニュだ。2018年夏の移籍市場でエバートンに加入し、クラブの象徴的な選手であるレイトン・ベインズからスタメンの座を奪取している。
ディニュはテレスと同様にプレースキックを担当できる選手だ。攻撃能力は非常に高く、精確なクロスは大きな武器となっている。
タックル成功率75%、デュエル勝率61%と守備面の数字も悪くない。プレミアリーグ経験者という点でも、ディニュの獲得は理に適っていると言えるだろう。

ベン・チルウェル
クラブ:レスター・シティ
ここ数シーズンで評価を大きく上昇させたのがチルウェルだ。前者2選手と同様に高い攻撃能力を持つ、現代的なサイドバックだ。
質の高いパスとクロス、加えて推進力を有している点は現代のサイドバックにおいて理想的な能力だ。また、試合の流れを読める選手でもあるため、ベテランの中盤選手のようにパスコースを切る(読む)のがうまい。この点が彼を特別な選手としている。
もちろん、ボールホルダーへ素早く寄せるディフェンスもできるチルウェル。ただ、今のユナイテッドには獲得が難しい選手なのも事実だ。
コメントランキング