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香川真司所属ベシクタシュとは…? トルコ強豪に在籍経験を持つスター4選

日本代表DF長友佑都がインテルからガラタサライへ加入したことにより、日本のファンの間でスュペル・リグ(トルコ1部)の知名度が上がっているが、香川真司のベシクタシュ加入もあり、より身近に感じることだろう。そこで今回は過去にベシクタシュに在籍していた有名選手を紹介する。


ペペ

年齢:35
ポジション:DF
国籍:ポルトガル、ブラジル
過去の主な在籍クラブ:レアル・マドリード、ポルト
ベシクタシュ在籍歴:2017年夏~2018年12月(契約解除)

2007年にポルトから加入して以来、長らくレアル・マドリードの最終ラインを支えてきたペペはラフなプレーでカードを受けることがあったものの、対人の強さでマドリードの守備陣を支えた。2017年夏に中国行きの噂が高まる中、ベシクタシュ加入を決断したペペではあったものの、クラブが財政難に陥ったこともあり高額年俸を受け取っていた同選手は契約解除となっている。そして今年1月に古巣ポルトへの復帰が公式発表された。


マリオ・ゴメス

年齢:33
ポジション:FW
国籍:ドイツ、スペイン
過去の主な在籍クラブ:VfBシュツットガルト、バイエルン・ミュンヘン、フィオレンティーナ、ボルフスブルク
ベシクタシュ在籍歴:2015年夏~2016年夏

ドイツ代表でもポストプレーや打点の高いヘディングを武器とする選手として重宝されているマリオ・ゴメスは、シュツットガルトでキャリアをスタートさせるとバイエルン・ミュンヘンでは三冠達成に大きく貢献していた。しかしフィオレンティーナ加入後は負傷の影響もあり、2シーズン連続でリーグ戦で1桁得点にとどまるなどインパクトを残すことができず、ベシクタシュへ1年のレンタルで加入している。その後ドイツへと戻ったマリオ・ゴメスは昨夏に自身のキャリアをスタートさせたシュツットガルトへ復帰。またワールドカップ・ロシア大会ではグループステージ3試合全てで出場している。


デンバ・バ

年齢:33
ポジション:FW
国籍:セネガル、フランス
過去の主な在籍クラブ:ウェストハム・ユナイテッド、ニューカッスル・ユナイテッド、チェルシー
ベシクタシュ在籍歴:2014年夏~2015年夏、2017年冬~2017年夏

持ち前であるフィジカルの強さによるドリブル突破や決定力を最大の武器とするデンバ・バは、ウェストハム・ユナイテッド在籍時にクラブが降格したことを受けニューカッスル・ユナイテッドへ加入すると才能が開花。加入年目で16ゴールをマークすると、翌シーズンは前半戦だけで13ゴールを挙げている。これを受け、当時FWフェルナンド・トーレスの不調に頭を悩ませていたチェルシーが新たな得点源として同選手を獲得したものの、翌シーズンはベンチを温める日が続き、結局2014年夏にベシクタシュへと移籍している。その後は中国クラブへ在籍する期間もあったものの、現在は再びトルコでプレーしている。


グティ

年齢:42
ポジション:MF
国籍:スペイン
過去の主な在籍クラブ:レアル・マドリード
ベシクタシュ在籍歴:2010年夏~2011年11月(翌年に現役引退)

レアル・マドリードの下部組織出身でトップ下や中盤センターで違いを生み出すプレーが持ち味であったグティは、マドリードで5度のラ・リーガ、そして3度のチャンピオンズリーグ(CL)タイトルを手に入れている。ただ意外にもスペイン代表ではわずか14試合の出場にとどまっており、周囲からは代表に招集しないことに対して批判的な意見があがっていた。そのグティはベシクタシュでキャリアを終えるとマドリードの下部組織指揮官でキャリアを積み、今季からベシクタシュのアシスタントコーチに就任している。