東京ヴェルディは9日午前、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の退任を公式発表している。
東京ヴェルディは今季のJ2リーグを6位で終えJ1参入プレーオフ出場権をつかむと、1回戦では大宮アルディージャ相手の数的不利に陥りながらも1-0で勝利。2回戦では横浜FC相手に0-0で迎えた後半アディショナルタイムにFWドウグラス・ヴィエイラがCKのこぼれ球を押し込み、劇的な勝利を飾っていた。
ただJ1リーグ16位のジュビロ磐田と対戦した決定戦では、90分通じてジュビロ磐田のゴールを脅かすようなシーンをほとんど作ることができず0-2で敗れ惜しくも11年ぶりのJ1昇格とはならなかった。
これを受けてクラブはロティーナ監督とイバン・パランコ・サンチアゴコーチの退任を発表。ロティーナ監督は「この2年間を振り返り、ヴェルディサポーターの皆さんに伝えたいこととして頭に浮かぶのは、「ありがとう」という言葉です。なぜなら、後ろを向いて我々が共に歩んできた道のりを振り返ると、深い感謝の気持ちが溢れ出してくるからです。この偉大なファミリーを形成するすべての方々に感謝の意を示したいです」
「社長、強化部の皆さん、ありがとうございました。我々を信頼してくれて、成功のために常に我々の近くから協力してくれました。私のテクニカル・メディカルスタッフチームの皆さん、ありがとうございました。この忘れることのできない2シーズンの間、素晴らしい仕事で私を支えてくれて、私をより良い監督にしてくれました」
「全てのクラブ職員、スタッフの皆さん、ありがとうございました。この挑戦のために大きな努力をしてくれて、素晴らしいプロジェクトの一部となってくれました。そして選手の皆さん、ありがとうございました。我々スタッフの要求に対して、「忠誠」、「信頼」の模範を示し続けてくれました。謙虚で、献身的であり続けてくれました。全てが私の中で良い思い出であり続けます」
「そして、特にファン、サポーターの皆さんに、私より、そして私の家族より大きな感謝を伝えたいです。とても、とても、とてもありがとうございました。2年前に私が日本に到着した時、どんな未来が待ち受けているのか想像できませんでした。知らない国で異なるサッカーと出会いましたが、今は大好きになりました。ファン、サポーターの方々の温かい歓迎のおかげで、ここを自分の国のように感じることができました」
「皆さんがこの2年間を素晴らしいものにしてくれました。良い時期も、難しい時期も我々を励ましてくれました。我々と共に喜んでくれました。そして物事がうまくいかない時や、期待通りにならない時は、我々が立ち上がるように支えてくれました。皆さんの応援歌は、どこに行こうとも私の中で響き続けます。私はあなた方に一生分の無償の借りを持つことになりました。特にあの「ロティーナ、ロティーナ」の歌を歌ってもらえるようになってからは」
「全ての方々に感謝を示したいです。これは、「さよなら」ではなく「またね」です。私は遠くには行きません。どこにいても偉大な東京ヴェルディファミリーと繋がり続けることを約束します。私の魂の一部はあなた方と共にあります(クラブ公式サイトより抜粋)」とコメントを残している。
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