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トッテナム・ホットスパーを相手に衝撃的な敗戦を喫したチェルシー。自身の戦術を落とし込み、1年目から結果を残しているマウリツィオ・サッリ監督だが、トッテナム戦の采配には様々な意見が飛び交った。同監督はナポリ時代から特定の選手の起用にこだわるところがあり、難しいシーズンを過ごすベンチメンバーも多い。今回は、復活すればチェルシーにとって大きな武器となる今シーズンを無駄に過ごしている選手たちをご紹介する。
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セスク・ファブレガス
サッリは今シーズンのプレミアリーグでセスクを3試合にしか起用していない。ジョルジーニョのバックアッパーのような扱いを受けているが、彼が真に力を発揮するのはマテオ・コバチッチやロス・バークリーが起用されているインサイドハーフだ。
セスクがプレミアリーグの歴史において重要な選手の1人であることに間違いはなく、彼にはそれに値するだけのリーダーシップとチャンスを生み出す能力がある。彼が復活を遂げることができればサッリにとって有効なジョーカーとなるだろう。
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ビクター・モーゼス
2016/2017シーズンにプレミアリーグを優勝した当時のチェルシーの中で、モーゼスは最も欠かせない選手の1人であり、右サイドでの爆発的なドリブルはチームの大きな武器の1つだった。ただ、4バックを採用するサッリにとっては守備力と戦術理解度に不安があるのだろう。
サイドバックとしては守備力に不安を残し、ウィンガーとしては物足りないモーゼス。ただ、ウィングバックを採用するチームにとって素晴らしい人材だろう。1月の移籍市場で新たなクラブに移籍することが最良の選択かもしれない。
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ダニー・ドリンクウォーター
チェルシー加入初年度は12試合に出場したドリンクウォーターだが、今シーズンのリーグ戦では1度も出場がない。ミラクルレスターの立役者の1人としては物足りないシーズンだ。1度もリーグ戦に出場していない彼を不要な選手と評価するのは早いだろう。
多くの実力あるサッカー選手もコンスタントに試合に出場しなければ、コンディションを維持するのは難しい。長いシーズンの中でチームの救世主となる可能性もあるが、このまま1試合も出場せずにリーグ戦を終える可能性もある。シーズンが終わった時に自身の身の振り方を考えるべきだろう。
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